2011
08/15
お元気ですか。コンサルタントの服部です。
何回か転職成功事例が続きましたので、今回は少し趣向を変えたいと思います。
IT業界、特にSl・コンサルティング業界を中心とした「採用動向」にフォーカスしましょう。
最近になって全体の求人数はまだまだですが採用意欲が戻ってきた印象です。
ですが、リーマンショック前と比べると企業の求めるレベルはかなり高く成約率は
低い状況です。
大きな採用ターゲットとして、「クラウド化」「グローバル化」といったキーワードがトレンド
になっています。以前よりも英語力が必須要件となり、業種に関わらずクラウドサービス
への移行や、データーセンターの移転・統合などがニーズの源泉になっているようです。
もう少し深堀してみましょう。
まず、クラウド化です。最近クライアントを訪問していると「震災の影響もあり、(災害対策
を考えると)今までは躊躇していたクラウドへの移行を具体的に検討する企業も増えてきた」
との声が聞こえてきています。また必要最低限のIT投資に抑えるために、ユーザーニーズ
も完全に「(システムを)作る」から「(システムを)使う」にシフトしていることも感じられます。
コスト削減や災害対策は現在は「データセンターの移行・仮想化・サーバー統合」のような
キーワードでニーズが出ており、基盤系技術者のニーズは今後も継続して高まっていくと
思われます。
グローバル化の波は、クライアントのグローバル展開に足並みを合わせる形で大きな潮流として注目されており、オフショアはもちろんのこと、海外支社との協業によるグローバルプロジェクトの本格化など英語力が求められる機会は増えておりますが、まだまだ採用市場までは波及してきていません。
今後の工賃の安い海外に労働力がシフトし、顧客の財布の紐が固くなる中ではお客様のニーズの本質を見抜き、技術をツールとして使いこなしコーディネートしていく力が今後のエンジニアには求められると実感しています。
これはITをプロデュースする役割を担える方といっても良いかもしれません。
これだけ作る仕事の相対的な価値が下がってくると要件に沿ってものづくりが出来る力では早晩生き残りが難しくなることは想像に難くありません。
エンジニアであっても、お客様とコミュニケーションを図り確かなアウトプットを出していかなければならないでしょう。
ただ、お客様はIT投資の経験を積み重ねてきたことで、どんどん賢くなっています。
いろいろな技術や知識にも精通していますから、それを上回る技術知識とサービスを提供しないと評価してもらえません。
お客様の経営課題や事業課題を捉えた上で、あるべき姿を提示し有効な施策を実践していく。エンジニアもITコンサルタントの領域に近くなっていく気がしています。

コンサルファーム(主にIT領域)の上位ポジション、IPO前の技術ベンチャーの経営幹部、中堅SIerの経営幹部、外資系ソフトウェア、ハードウェアベンダーのシニアポジションを中心に「事業計画」と「現状組織」のギャップを埋める人材紹介を得意とする。
神奈川県
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