2011
11/14
お元気ですか。コンサルタントの服部です。
今回は最近、求職者の方とやりとりするなかで私が疑問に感じていることについてお話します。
希望条件欄に「英語力に自信があるので海外で勤務したい」と書いている方が増えているように
感じます。これはちょっとした、危険信号です。
実際お会いしたさいにハッキリさせるのは、目的が何かをハッキリして頂くこと。
「英語を使いたい」のか「英語を使って仕事をしたい」のか。
よくよく聞いてみると、往々にして英語を使うことが目的になっていることが多いようです。
日本市場が停滞していて、経済・産業のグローバル化が盛んに叫ばれる中、海外マーケットに
活路を見出すのはごく自然な流れです。
でも、それを転職を期に実現するのはとても難しいことのように感じています。
「英語力が身についたので海外勤務をしたい」という方は、まずは英語を仕事で使うこと。
その延長で、海外勤務も出来れば良いと考えていることが多いようです。
おそらく海外事業の立ち上げや海外営業・マーケティングを要望されているのでしょうが、
残念ながら英語力は必要条件であっても十分条件ではありません。
求める経験、スキルを持っていることはもちろん、担当するエリアないし国々の歴史、宗教、経済、文化、生活習慣などにも精通していないと、ビジネスはできません。つまり、現地での就業経験が求められるということです。
確かに、20代で英語力があれば、
意欲、ポテンシャルに期待するという場合もあるでしょう。
しかし、30代になってくるとそうは行きません。
今までの経験を鑑みた上で、海外で十分に活躍できる見込みが問われます。
せめて、国内マーケットでの実績があり
加えて海外に行くための準備を進めているという方でなければ採用には至りません。
では、経験が無ければどうやってチャレンジするのか?
それは「海外赴任への希望を言い続けたから」です。
これは実際に転職した方々の中でも、海外事業に携わるチャンスを掴み実績を残している
人たちから伺った話です。
入社前、入社後とことあるごとに海外に行きたい、海外に行って経験をつみたい、活かしたい。といい続けること。1年かかるか3年かかるかわかりませんが、チャンスが来たときに目をかけられるように発信し続けること。それだけでいいんです。
海外志向は間違ってはいませんし、
「海外に行くチャンスをつかみたい」「こんな努力をしています」とアピールするのは
良いと思います。
ただ、中途採用ではやはり経験値を求めるのが前提。
地に足を付けた上で、「何をやりたい」「チャンスがあればぜひ、トライしたい」と
希望するのが正当だと思います。まずは相手が求めることをきっちりこなしてから、チャンスを
掴むこと。
僕らはそんなキャリアが実現できるような会社をご紹介したいと思います。
2011
08/15
お元気ですか。コンサルタントの服部です。
何回か転職成功事例が続きましたので、今回は少し趣向を変えたいと思います。
IT業界、特にSl・コンサルティング業界を中心とした「採用動向」にフォーカスしましょう。
最近になって全体の求人数はまだまだですが採用意欲が戻ってきた印象です。
ですが、リーマンショック前と比べると企業の求めるレベルはかなり高く成約率は
低い状況です。
大きな採用ターゲットとして、「クラウド化」「グローバル化」といったキーワードがトレンド
になっています。以前よりも英語力が必須要件となり、業種に関わらずクラウドサービス
への移行や、データーセンターの移転・統合などがニーズの源泉になっているようです。
もう少し深堀してみましょう。
まず、クラウド化です。最近クライアントを訪問していると「震災の影響もあり、(災害対策
を考えると)今までは躊躇していたクラウドへの移行を具体的に検討する企業も増えてきた」
との声が聞こえてきています。また必要最低限のIT投資に抑えるために、ユーザーニーズ
も完全に「(システムを)作る」から「(システムを)使う」にシフトしていることも感じられます。
コスト削減や災害対策は現在は「データセンターの移行・仮想化・サーバー統合」のような
キーワードでニーズが出ており、基盤系技術者のニーズは今後も継続して高まっていくと
思われます。
グローバル化の波は、クライアントのグローバル展開に足並みを合わせる形で大きな潮流として注目されており、オフショアはもちろんのこと、海外支社との協業によるグローバルプロジェクトの本格化など英語力が求められる機会は増えておりますが、まだまだ採用市場までは波及してきていません。
今後の工賃の安い海外に労働力がシフトし、顧客の財布の紐が固くなる中ではお客様のニーズの本質を見抜き、技術をツールとして使いこなしコーディネートしていく力が今後のエンジニアには求められると実感しています。
これはITをプロデュースする役割を担える方といっても良いかもしれません。
これだけ作る仕事の相対的な価値が下がってくると要件に沿ってものづくりが出来る力では早晩生き残りが難しくなることは想像に難くありません。
エンジニアであっても、お客様とコミュニケーションを図り確かなアウトプットを出していかなければならないでしょう。
ただ、お客様はIT投資の経験を積み重ねてきたことで、どんどん賢くなっています。
いろいろな技術や知識にも精通していますから、それを上回る技術知識とサービスを提供しないと評価してもらえません。
お客様の経営課題や事業課題を捉えた上で、あるべき姿を提示し有効な施策を実践していく。エンジニアもITコンサルタントの領域に近くなっていく気がしています。

コンサルファーム(主にIT領域)の上位ポジション、IPO前の技術ベンチャーの経営幹部、中堅SIerの経営幹部、外資系ソフトウェア、ハードウェアベンダーのシニアポジションを中心に「事業計画」と「現状組織」のギャップを埋める人材紹介を得意とする。
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